学歴よりも実力重視のエンジニア世界

大卒と比較すると、高卒は少し弱いイメージを持っている人もいるでしょう。
しかし高卒でも社会で活躍することは十分可能です。
特にエンジニアの世界では高卒でもなれますし、長きにわたって活躍することは十分可能です。

高卒が就職にあたって不利といわれるのは、学歴を採用の際に重視するところがいまだにあるからです。
一方エンジニアは実力主義によるところが大きいです。
学歴や年齢的なハンデがあっても、能力を有していて数多くの実績を出していれば業界でも高く評価されます。

またエンジニア業界特有の事情で高卒でも活躍できる可能性も高いです。
エンジニアは慢性的な人材不足の状況にあって、今後もしばらくはそのような形になるとみられていおり、みずほ情報総研が2019年3月に発表した「IT 人材需給に関する調査」によると、2030年には最大79万ものIT人材が不足するという試算が出ています。特に中小零細におけるIT人材不足は深刻になるでしょう。
つまり、高卒でもエンジニアになれるのです。

では高卒でエンジニアになるためにはどうすればいいか、まずはエンジニアとして活動するために必要なプログラミング言語などを勉強しなければなりません。
その方法はいくつかあって、まずはエンジニアを養成しているスクールに通って勉強することです。
また専門学校に進学して、エンジニアとして必要な知識やスキルを学ぶ方法もあります。
就職活動をサポートしてくれるようなところも少なくありません。

高卒のエンジニアが稼ぐ方法

エンジニアとして働く時、高卒、専門学校、大卒などの学歴の差はどの程度出てくるのでしょうか。
まず学歴の差が一番大きく出るのが初任給です。
年齢が高卒と大卒では4歳も違うので、それに応じて初任給も数万円違ってくる会社がほとんどです。
また会社によっては、大卒しか採用しないという会社も多く、20歳のうちの年収は高卒ではどうしても低くなってしまうでしょう。

しかし、エンジニアの良い所は、自分の腕次第でどんどん稼ぐことが出来る点です。
会社で経験を積み、他人にアピールできる実績ができてきたら、会社から独立してフリーランスとして働く道もあります。
たとえ派遣社員の立場でもエンジニアならば、非常に高い時給の案件を見つけることも難しくはありません。
同年代の大卒正社員より稼げる人も非常に多くいます。
もちろん正社員と異なり、フリーランスになると身分は不安定になります。なので、入社した会社の中でそのまま出世を狙う人もいます。

この仕事はとかく自分の腕が収入を左右します、
また比較的に力量も他人からも判断されやすく、学歴で明確に収入の差がでるのは数年間だけです。
その後は、自分の実力を高めていけば、収入を上げ会社内で出世することも可能です。
ただし、そのためには自分で常に勉強し、日々研鑽を積んでいく必要もあります。
同じ技術がずっと通用するという保証もないので、途中からは管理職を目指す人もいます。
稼ぎたいならば、市場で需要のある技術を身に付けて、自分を高く売れるようにしましょう。